『0歳からはじまる「お口の育ち=口育≒顔育」』【第4回】離乳食中期〜後期(モグモグ〜カミカミ期)
【0歳からはじまる「口育≒顔育」第4回】 離乳食中期〜後期(モグモグ〜カミカミ期)の進め方とコツ
—## 院長より:お口の発達と観察ポイント離乳食中期(モグモグ期:生後7〜8か月ごろ)から後期(カミカミ期:9〜11か月ごろ)は、「飲み込むだけ」から「つぶして食べる」へステップアップする大事な時期です。
### 1. 固さステップの目安● モグモグ期 ・目安:やわらかい「豆腐」くらい ・舌と上あごでつぶせる硬さ ・おかゆなら全がゆ〜7倍がゆ程度
● カミカミ期 ・目安:完熟「バナ」→やわらかい「ハンバーグ」 ・前歯や歯ぐきで押しつぶして、奥の歯ぐきでモグモグできる硬さ
※「豆腐 → バナナ → ハンバーグ」と、少しずつ噛む力が必要な食材に移行していきます。
### 2. 舌の動かし方・噛み方の観察ポイント下記を食事中にさりげなくチェックしてみてください。- 舌が前にベーっと出すぎないか – 舌が左右に動いて、食べ物を頬側→真ん中へ運べているか – 口を大きく開けすぎず、上下の歯ぐき(または歯)がトントンと当たっているか – 口の中にため込まず、ゴックンまでできているか 奥の歯がなくても、歯ぐきで「すりつぶす」練習がこの時期から始まります。噛みやすい大きさ(5〜7mmくらいのサイコロ状)にすると、舌で送って噛む動きが出やすくなります。
—## 管理栄養士より:よくあるお悩みと対応### 1. 「柔らかいものばかり好き」の場合とろとろ・ドロドロが好きで、少し硬くなるとイヤがる子は少なくありません。
【対応のコツ】 – 全体をやわらかくしつつ、一部だけ粒感を残す
– 例:とろとろスープの中に、豆腐やわらかく煮た野菜の小さいかたまりを入れる
– 同じメニューで硬さ違いを用意して、ひと口だけステップアップ
– 好きな味(カボチャ・さつまいも・しらすなど)の中で硬さを少しずつ変える 「急に一段階上げる」のではなく、「今食べられる硬さ+ほんの少しチャレンジ」のバランスが大切です。
### 2. 「ベーっと出す」時の考え方
ベーっと出す=嫌い、ではないことも多いです。【考えられる理由】 – 舌で前に押し出すクセが残っている – 口に入れた量が多すぎて処理しきれない – 硬さや大きさが、その子にとって一気に難しくなった
【対応のコツ】 – ひと口量をぐっと減らす(スプーンの先1/3〜半分くらい)
– 「豆腐→バナナ→ハンバーグ」の間を作る – 例:豆腐+よく煮た野菜をまぜて少しだけ形を残す – しばらくは食べ慣れた硬さに戻して、数日〜数週あけて再チャレンジ 無理に押し込まず、「出してもOK」と見守ることも、お口への安心感につながります。
—## 院長&管理栄養士からのメッセージ
離乳食の進み方は、一人ひとり違います。月齢だけで判断せず、「今のお口の動きで無理なく食べられるか?」を基準に、豆腐→バナナ→ハンバーグの順で、少しずつステップアップしていきましょう。 不安が続くときは、小児歯科や離乳食相談ができる栄養士・保健師に早めに相談することをおすすめします。
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